【自己紹介】
8BOOKsを利用していて思ったことありませんか?
「このスタッフ訛っているなー」
そうです。それ、僕です。今後もよろしくお願いします。
その訛りは津軽訛りです。
私は、青森県に生まれ、進学のため仙台に引っ越し、現在ひとり暮らしをする大学生です。
もう少しだけ詳しく自己紹介をするとすれば、
NetflixでM-1グランプリみたり、一人でルービックキューブで遊んだり、
サッカーしたり、「あまりにも暇」を理由に自転車をどこまでも飛ばしたり、、、
そんな〈インドア〉と〈フッ軽〉を兼ね備えた男子大学生です。
【炒飯を、極める‼】
さて、私が設定したテーマ「炒飯を、極める‼」についてですが、このテーマに至った経緯を紹介しますね。
小さい頃から、父親のいるお昼ご飯は炒飯、そんなイメージがなぜかあります。なぜか。
きっと他にもいろいろご飯を作ってくれたことはあるだろうし、絶対作ってくれているんです。
でもそんな中、なぜか炒飯なのです。
小学校の夏休みには、お留守番しながら父のまねして炒飯をつくったことがあります。
「強火でパパっと作れ」これが炒飯の極意だと勝手に理解し、火事覚悟でコンロの火を全開で点けました。
妹の前で、料理できるぜとドヤ顔しながら作ったことでしょう。しかし残念ながら、当時作った炒飯の味なんて覚えていません。
(強火の極意を心得た妹がその調子でフレンチトーストにチャレンジ。外はカリカリ、中はネトネトの生焼けフレンチトーストなら記憶にあります。)
思い出の炒飯だってあります。
これは大学生になってからのお話です。
友人宅、夜中、鳴る腹、冷蔵庫を開けると卵のみ。
こんなとき、アルコールの入った学生はなんと言うと思いますか?
「炒飯競お。」
「作ろ。」とか「食べよ。」じゃなくて、「競お。」なんです。炒飯作り大会です。
そして、トップバッターは私。くじいてやりました、みんなの出鼻。
ちょっとおふざけ口調で書いていますが、間違いなく人生No.1の炒飯ができたのです。
正直あの味は越えられません。
このときから普段自分で作る炒飯が物足りなく感じるようになりました。これが思い出の炒飯です。
今回、炒飯素人として研究をするのですが、いままでに何度か「おいしい炒飯の作り方」とか「中華料理屋の厨房潜入」みたいな動画を見るのが好きな時期もあってちょっとの知識はある状態だし、ある時期、毎日といっていいほど炒飯を作っていたし、、ってことでまあまあ経験値はあります。そこで、「極める」のが目標です。
【デフォルト炒飯】
早速、第1回炒飯です。
私が知っていることは、
・強火
・油多め
・鶏ガラ入れるとおいしい
以上の3点くらいです。
中華料理でよく見るラードみたいな特有の調味料は触ったこともありません。使ってみたいなーとか思いながら第1回の開始です。
第1回は、「普通に」作ります。むしろ何の工夫もしません。
具なしデフォルト炒飯です。
感想:正直、すでにおいしいです。なぜなら、普通に作ったので。ここからどうやって進化できるのか楽しみです。でもやっぱり具なしはちょっとさみしいですね。
メモ:ちなみに、こうやって炒飯を作るごとに日記みたいにレポートしていきますね。
【ウインナー加入】
第2回です。
前回同様、強火で油多めで鶏ガラ入れる、この3つは欠かせません。
具材としてウインナーを追加です。本当はチャーシューを入れたいけど、いったんはウインナーで我慢です。
前回と違う点はもう一つ。卵を溶かずにフライパンにINしました。
違いはあるのでしょうか。
感想:まあ、やっぱりおいしい。でも、卵は溶いた方が好みかもしれない。何が違うっていう大きな違いはない(感じがする)けど、熱々のフライパンに卵を入れたとき、溶いた卵の方が花が咲いたみたいにフツフツってするのが楽しいから。
見た目は、前回の方が黄色くておいしそうですね。これは、光の関係ではなく、卵を溶く・溶かないの違いです。
たぶん。
メモ:写真を撮るときは自然光の入る午前11時半が一番いい具合に撮れるのかもしれない。
【母、仙台へやってくる】
第3回です。といっても母親が作ります。
炒飯にキムチが入りました。母親も結局のところ、僕と作り方は変わりませんでした。親子だもの。
それをみて僕が成長したんだもの。でも不思議なことに、なんか手際がいい(?)というかなんというか、台所が似合うんです。
感想:おいしい(それしか言ってない)。あとキムチ、好き。どうして炒飯はどんなものを入れてもおいしくなるんだろう。
どんな残り物でも親和性高め、フレンドリー。
まるで、8BOOKsのスタッフたち。
メモ:同じ調理工程と味付けでも作る人が違えば、料理の評価は変わるのかな。母親が作るから美味しいみたいな。これは心理学みたいなもので、いまは全くもって関係ない。
【焼きそば】
第4回。なんか飽きたので寄り道。
具材は、たまねぎ、にんじん、ウインナー。あとは賞味期限がちゃんと切れている豚バラ。
冷蔵庫にあるものを消費するために作っていきましょう。
感想:普通に作ってんだから、うまいに決まっている。
メモ:最近、何作ってもうますぎて自分で感動することは多々。「一人暮らし歴=自炊歴=2年」の成果だ。結局、どんな外食よりも、自分で作って自分で食べるのが一番幸せなのでは。
【みんなにアンケート】
Instagram学生部アカウントでアンケートしました。
「美味しい炒飯どうやって作る?コツなど教えてください。」
何件か回答あり。いろいろ試しましょう。
【ラードだ!!!】
Instagramアンケートより「ラードだ!!!」いただきました。たしかに、これが一番大きな変化をもたらしそうです。
でも、ラードってどうやって手に入れるんだろう。。。と思っていたら、普通に売っていました。では、ラードをゲットし、第5回調理開始です。
今日はおなかが減りすぎているのでご飯は大量です。
感想:今までと味が違いすぎる。中華って感じ。すごい。
一気に中華の味にもっていくなんて、ラードの攻撃力高めであまりにもびっくり。絶賛。
メモ:ラードとか揃え始めるんなら、中華鍋も欲しい。手首痛すぎ。ご飯が多すぎるとフライパンが重くて腱鞘炎になる。
で、中華鍋も欲しいよねって話をしていたら、ちょうどここでフライパンの様子がおかしくなりました。新しいフライパンが欲しいです。
残念ながらいまのところ中華鍋に乗り換えることはしませんが。
なぜでしょう。
めっちゃくっつきます。
いままでこんなことはありませんでした。
ちょっとだけむかつきますね。
【カップ麺】
第6回。Instagramアンケートより。
「日清のカップ麺を粉々にして水に浸けてふやかす。そしてご飯と一緒に炒めるだけ!」
聞いたことない!そう思いながら調べたら、ちゃんとありました。
そういえば一人暮らしを始めてから、意外とカップ麺は買っていませんでした。久々に買うカップ麺は炒飯です。
https://www.nissin.com/jp/products/recipes/343
感想:日清さすがです。あと、新加入のラードと相性ばっちりでした。すばらすばら。
でも、「極める‼」っていうテーマにしては日清に頼るのはちょいずるかな??と思いつつ、アンケートによって新しい炒飯との出会いが生まれました。ラッキーです。
メモ:アンケートより
「炒めるご飯の量を少なくするとパラパラになります。」を完全に無視していたことに気が付く。まあ、腹が減ったらしょうがない。
【採点者、現る】
第7回。
なんと今回は8BOOKsスタッフに食べてもらって、点数もつけてもらいます。「品評会」です。
米の品評会ほどでかでかとやるつもりはありません。
項目は、
・味
・見た目
・香り
・パラパラ度
・満足度
の5つです。各項目5点、計25点満点で評価してもらいました。
(1人25点持ち×4人なのでちょうど100点満点で点数がつけられます。)
でも今回は条件付きです。条件というか、ハンデというか、言い訳です。
というのも、私の出勤シフトの関係上、前の日に作ってタッパーに詰め、次の日の午前出勤、お昼に食べてもらうという、、、「香り」と「パラパラ度」は無視してくれと言わんばかりのスケジュールでの品評会開催でした。
あと、やはり、自分でない人に自分の料理を食べさせるっていうのは緊張します。
作ってから10時間以上たってんだからそりゃ評価が少しくらい悪くてもねえ、、?
みたいな言葉を自分にたくさん投げかけながら、スタッフ4人と共に品評会が開始されました。
ちなみに、炒飯は前の日の夜中の2時半に作った、どシンプル炒飯です。
じーっくり自分の作った料理をみられると緊張してなぜかニヤニヤしてしまいます。
結果は、、、
なんとなんと合計80点。
思いのほかの高評価にびっくりです。
感想:嬉しい。あっという間に持って行ったタッパーが空になるのは気持ちがいいです。今日の反省を活かして、第2回の品評会は大量に持って行くことにします。
メモ:炒飯を食べたなあっていう「食った感」みたいなものが足りないらしい。それから、チャーシューを作ると決意。帰り道は買い物だ。
買い物メモ:豚肉
生姜
ネギ
【チャーシュー】
作り方を調べました。醤油やら酒やらなんやらでお肉をぐつぐつするだけっぽい。
ゆっくりゆっくり火にかけました。これでいいのかなあって感じでしたが、ちゃんと火が通っていていい感じのチャーシューができました。
ごめんなさい。写真は撮り忘れました。
【品評会その2】
第8回。
今日はもっと気合いを入れて作ります。だって、昨日の夜、チャーシューを作ったんだから。
ちなみに、前回夜中に作って、昼に品評会だったことから、もう少しだけできたてを食べて欲しいと思い、今回は、午前中大学で授業を受け、昼12時家に帰り炒飯を作り、昼1時品評会というスケジュールを組みました。走りました。正直ハードで汗かきました。
そして、課題の「食った感」。ラードをもう少し大量に使ってみます。
あとは、ネギを入れて見た目は抜群です。
そして結果は、、、
5.5点アップの85.5点!!
自分でも食べました。
(そういえば、今まで味見せずに試食会で出して、みんなが炒飯食べる様子を見守っていただけなので、初めて品評会の炒飯を食べます。)
ほんとにお店みたいな味がして感動しました。油がギトギトで最高に美味しかったです。
感想:今まで作った中で1番うまいと言い切れる!!もらった感想があまりにも独特だったけど、みんな喜んでいて良かったです。
メモ:今後普通の炒飯じゃ物足りなくなるんじゃないか。
【まとめ】
いっぱい炒飯作って食べました。飽きるほどです。
そのせいか、好きな食べ物ランキングからはしばらくの間ランクダウンかもしれません。
でも、得意な料理ランキングは大幅アップです。
そして、自慢できることが一つ増えました。
「炒飯上手に作れるよ!」って言うこともできますが、「本気で炒飯作ったことあるよ!」って言えるようになったんです。
意外と無いと思います、本気になって一つの料理を作るっていうのは。
私は炒飯を越えるくらいハンバーグが得意ですが、たまたま作ったハンバーグが自分好みでそれをずっと作り続けているだけのことであって、レシピにこだわって作っている訳ではないんです。
でも、今日から炒飯を作るときは、必ずラードを使いますし、きっと前の日にチャーシューを作っていないとやる気が出ないかもしれません。
しかもすごいと思いませんか、主観の「うまい!」から客観の「うまい!」に変わったこと。極論、一人暮らしのご飯っておなかがいっぱいになれば何でもいいんです。
「うまい!」もいらないんです。でも、炒飯に関しては誰もが認める(少なくとも試食会のメンバーが認める)「うまい!」を獲得しました。
だからなんだって感じではありますが、こだわりも何もいらないはずの一人暮らしの食が彩られた気がして嬉しいんです。
ただただ寝て起きて学校、寝て起きてバイトを繰り返すだけで、QOLみたいな言葉なんてほとんど縁がない大学生でしたが、気持ちほんのり豊かな暮らしをおくるようになったのでは。
おわり。
【おまけ】
あまり参考にならないレシピですがどうぞ。
記事を書いた人
三上
8BOOKs SENDAI学生部
2002年生まれ、青森県出身。東北大学経済学部所属。
本は好き。読書は苦手。国語は得意。 趣味はいろいろ。ルービックキューブとか、オンラインで麻雀とか。 散歩もする。といっても遠回りして帰るだけ。ランニングもする。 インドアだし、アウトドア。だけど、「やっぱり一人で楽しんでいるんだね。」これはさっき言われた。
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