この企画では、仙台在住の25歳以下の若者世代が日々どんなことを考えて過ごしているかをインタビュー。
「仙台っていまいち楽しいことないな」
「なんかしてみたいけど、どんなことをしたらいいか分からない」
と思っている若者のみなさん、このインタビューを読んだらきっと仙台を舞台に自分を表現したくなるはずです。
【今回のインタビュー:久保 カノン(くぼ・かのん)さん】
以前インタビューした五十嵐太郎さんと同じくSTUDIO080のインターン生(CAR@VAN)として活動されている久保さん。インターンの活動以外にも、内定先の企業での活動や個人としてはラジオのパーソナリティまで彼女の取り組みは多岐に渡ります。
ラジオパーソナリティとインターン2つ
そして大学生…
ー久保さんのご経歴から教えていただいてもいいですか?
現在大学4年生で、ラジオパーソナリティをしています。それ以外には、インターンを2つ経験しました。大学2年生の冬から最近まで、「STUDIO080」(※1)さんでインターンをさせていただきました。就職するまでは内定先の「TAKAYAMA」さん(※2)でインターンをさせていただいてます。どちらにも共通するのが、「表現すること」って思っていて、ラジオでもお話をして、お話を伝えたりとか…あとはインターンの方でSNSを触ったりとか、文章書いたりする機会がここ1年ほどあったので、「伝えること」を通して、活動を続けていけたらなって思っています。
※1 STUDIO080=仙台市宮城野区苦竹にある東北最大級のシェアオフィス。
※2 TAKAYAMA=創業75年以上を誇る塩竈の会社。もともとは文房具店の運営や事務機器・OA機器の販売をメインに行なっていたが、2022年の事業承継とともに、自社で積極的にDX化、働き方改革を推し進めながら、企業のIT化・DX化の支援に力を入れている企業へと進化を遂げた。
ー内定先は塩竈にあるって言うのは聞いていたんですけど、どのような業種の会社さんなんですか?
IT系のジャンルでDXを使って働き方を考えたりとか、あとはサイバーセキュリティーとかでお客様をウイルスをはじめとするサイバー攻撃から守ったりとかそういうことをやっている会社です。
ーおお、IT系なんですね。久保さんがその企業で働こうと思ったきっかけが知りたいです。
私自身としてももともとITに興味がなくて、働き方だったり、その会社(TAKAYAMA)で働く社員さんたちの人柄っていうところにすごい惹かれました。みなさんとても平等に優しかったり、柔軟性があったりして、そういうところに惹かれたという感じです。
ー久保さんは、SNS担当というか広報担当みたいな感じになるんですか
はい。広報担当で、SNSで会社のことを発信したり…25卒の採用に向けてのイベント企画や集客も行っています。
ーなるほど、「伝える」という活動を続けていきたいとおっしゃっていたので、それはいいですね!ITの会社のちょっとアナログな部分を担うみたいな…
そうですね、なので社員さんの日常を発信したりとか…新しさもありながら、その会社らしさみたいなところも表現できるのが広報の魅力だなあと思っています。
ーたしかに、いいですよね。そういうのって、会社のことが好きだからこそできることですよね。
そうですね
ーこれからのお話を先に聞いてしまったんですけど、久保さん自身は仙台でいつからSTUDIO080でのインターンやラジオなどの活動をされているんでしょうか。
STUDIO080が一番最初の活動で、それが大学2年生の11月なので…今から2年前ですね。2023年の11月でインターンを始めてから2年になります。
ーSTUDIO080ではどんなことに取り組んでいらっしゃったんですか?
ー幅広く活動させていただいてたんですけど、主にやっていたのはSNS関係の投稿とか。あとは投稿する文章の内容を考えたりしていて宮城の企業さんを発信する『宮城企業ナビ』(※)という仙台、宮城の企業にインタビューして記事作成をしているプロジェクトがあるんですけど、その文章は大体作成に携わってやってきました。
※ 宮城企業ナビ=「宮城の学生と宮城の企業を繋ぐ」ことを目的として学生が宮城の優良企業を厳選してインタビューしinstagramなどに記事として投稿している。
ーなるほど、インタビューも久保さんがしてらっしゃるんですか?
インタビューもたまに行って、それを記事にするっていう業務をメインに取り組んでいます。
ラジオやインタビューを通して知った
「伝える」力
ー私も拝見させていただいたのですが、とても参考になる企画だなと思いました。
久保さんはご自分でラジオの番組をもち、自身もパーソナリティとしてご活躍されていらっしゃいますが、本格的にラジオ番組を始めたのはいつ頃からになりますか?
ラジオを始めたのが去年(※2022年)の6月頃からなので、もうちょっとで2年になります。
ーあと4か月で2年。1か月に1回?
そうですね、もう21回放送しています。
ー1か月に1回ラジオを30分やることをずっと続けるのって難しそうですね。
そうですね。それは本当に難しくて…ですが、応援してくださる方々がたくさんいるのでとても心強いです!
ー社会人になってからもラジオ番組は続けられるんですか?
続けたいと考えていて、内定先にも相談したところ意見を尊重してくださって社会人になっても続けられることとなりました。
ーラジオ番組で学んだことが活かせるといいですよね。広報担当なら就活のツールにも使えそうです。
就活関係のお話とかはラジオでできたらいいなと思っています。STUDIO080でも『宮城就活ナビ』や仙台市の就活支援ポータルサイト『仙台で働きたい!』(※)などwebの記事作成などで就活に近いことに携わっていたので。
※ 『仙台で働きたい!』=仙台市が運営する、就職に役立つ最新情報を集約した就職支援ポータルサイト。
ーそうですよね。ところで、ここまでラジオの話をしてきたんですが、そもそも久保さんがどんな経緯で番組を運営することになったのか教えて欲しいです。
本当にご縁なんですけど…たまたまラジオスリーさん(※)にお伺いする機会があって…。その時に収録風景とかも見学させていただいたんですけど、現場の雰囲気がすごい暖かくて和気あいあいとしていたので、ラジオやりたいですっていう風に伝えたら「じゃあやってみる?」ってなって…。わりととんとん拍子にすすんで、その前に音声配信アプリで2年くらい配信もしていたので抵抗はありませんでした。
※ ラジオスリー=1996年、宮城県で最初に生まれたコミュニティFM。
ー配信も独自で長くやっていらっしゃったんですね。
そうですね。そんな感じでプライベートでも配信をしていたので、話すこと自体好きでした。そこを(ラジオ局の方に)アピールして番組を持つことになりました。
ーなるほど。番組を持つこと自体はその場で決まったんですね。
提案した日に軽くお話をして、改めて打ち合わせをしたときに「どれくらいの頻度ならできる」みたいな詳細まで詰めました。打ち合わせをしたら「じゃあ今度番組名考えてきて」っていうことになりました。
ーやりたいことは口に出して言ってみるといいことありますね。一年間ラジオ番組のパーソナリティを担当してみていかがでしたか?
やっぱりこう、ラジオを聞いてくださる方の声が直で届くので、それがすごいやりがいになったりしましたね。あとは初期のころから聞いてくださる人から「前よりこういうところよくなったよね」とか感想をコメントとしてくださるので、継続的に聞いてるリスナーさんもいるっていうのが心強かったです。
思わずほっこりしてしまう
日常の中に潜む幸せを届ける
ー番組の中では久保さんは本名ではなくMC名があるんですよね。
食パンです
ー食パン(笑)かわいい
番組名は「食パンのしあわせサンドイッチ」で、MC名は「食パン」です(笑)「食パン」という名前にしたのはリスナーが覚えやすいかなと思ったので…。
ー収録はどのくらいの時間で行うんですか
収録は2時間くらいなんですけど、放送は30分に編集してもらっていますね。
ー2時間お話しするってかなり大変そうですし…
事前の番組準備はどんな感じで行っているのか気になります。
準備は大体1,2週間前から始めています。大体話す内容をざっくり決めるんですが、主に坂道グループ(※)の話をしてるので、0から作るというよりは「最近あった話をどうまとめようかな」みたいな話をしたり。っていう感じで準備をして、打ち合わせとか話す内容は当日になってから詰めています。
※ 坂道グループ=秋元康がプロデュースする乃木坂46、櫻坂46、日向坂46、吉本坂46ら一連のアイドルグループおよび各プロジェクトの総称。
ー細かくは当日という感じなんですね。
そうですね、当日も1分くらいで話す内容を伝えてすぐ話し始めていますね(笑)
ーそれで2時間しゃべるんですね、すごい!
一発勝負で収録しています(笑)
ー深掘りできていなかったのですが、この番組名は誰が考えたんですか?
私です
ー由来をぜひ教えてください。
もともと音声配信のアプリで自作のラジオ番組をつくっていました。そのときに親友が「ハッピーオーラみたいなのを感じるから、それを入れたいね」ってアドバイスをくれて。ちょっと長いけど幸せでみんなを包みこむというのをイメージした番組名にしました。
ーだから、「サンド」なんですね
そうですね、食パンの幸せサンドイッチっていう(笑)
ーかわいいですよね、ほっこりする名前ですね
お話は変わるのですが、久保さんは亘理のご出身なんですね。
そうですね。高校は仙台に進学して、大学も仙台ですね。
ー仙台の高校に出てきたのはなんか進学以外にも他に理由があったのですか?
私の通っていた高校を実は中学の時に受けていて…そのときはダメだったので、もう1回チャレンジしようと思って同じ高校を受けて進学しました。
ーおお、リベンジですね。
リベンジできました!大学はそのまま仙台で、宮城学院女子大学に進学しました。
ー大学進学を機に仙台を出るっていうのもあり得たかなと思うのですが、仙台に居続けようかなって思った理由は特別何かありましたか?
そうですね…受けたところ(大学)全部だめだったので…(笑)
消去法なんですけど(笑)それまで宮城に愛着がなくて、1回こう…宮城に残ってインターンをやったりとか、ラジオやったりっていうことをして、宮城の企業の魅力を知ったり、あと宮城の良さっていうのを活動を通して知ることができたので、結果的には宮城の大学に決めてよかったなって思います。
ーなるほど、いいお話ですね。
久保さんが活動や生活の中で感じた宮城の魅力ってどんなところでしょうか?
私は3つあると思っていて…1つ目が自然かな。緑が仙台市内にけっこうあるので、落ち着く空間になっているなと思います。2つ目としては、住んでいる人の人柄がいいところだと思っていて、インターンをしたりとか複数のコミュニティに属していても、悪い人にあったことがないような気がしています。なのでそういうところで人も地域もよくて…。3つ目は、食べ物もおいしいところですね(笑)その3つが大きいかなあと思います。
ー納得できる3つの理由ですね(笑)
高校まではあまり仙台に親しみを感じていたわけではなかったんですね。
そうですね。学校だけで精一杯…みたいな感じだったので。(高校時代は)学校と駅の往復みたいな毎日でした。大学に入ってから課外活動を通じて宮城に親しみを感じるようになってきましたね。任されることで変わることができる、成長を信じてくれる人がいること。
ーSTUDIO080でのインターンとして活動していて印象的だったことってありますか
この活動をやって自分って変わったなあ、というような…
やっぱり、宮城企業ナビを任せてもらったのは、自分が変わったきっかけだなあって思います。
企業さんを取材するっていうのも1人じゃできないことなので、チームで記事を作って投稿するということからチームワークを学べましたし、文章の作り方っていうのも1年通して学べたので、本当にやってきてよかったなあと思います。また、活動を通して文章化するときに必要な「言語化」という力を養うことができました。これは就活や内定先のインターンでも役立つ場面や、関わった方に「助かる」と言っていただけた場面が多くて…。活動を通して得たものの中で私の一番の強みになり、自信にもつながったと思います。
ー今後の久保さんの展望、というか…仕事以外にもこういうことしたいみたいなのはありますか?
そうですね、やっぱり伝える活動っていうのはしていきたいなって思っています。
ラジオやったりとか、企業や学生さんを紹介したりとか…紹介されて気づくこととかあるんだって発見になったりするので、自分が発信するだけじゃなくて見てくれる人に届くような投稿とか発信をできたらなって思ってます。
ー自分をっていうよりは、いいものを誰かにみたいな、つなげられる人に…ということですね
そうですね、届けていきたいなっていうのはあって。STUDIO080もコワーキングスペースっていうコミュニティの形成になるので、そこで生まれた縁とかっていうのは本当にそこでしか生まれないものなんだって思っています。そういうご縁を大切にしたいなっていうのは私の中にあって、ご縁が新たなご縁を生むことが幸せに感じるので、ご縁が繋がる場所、仙台になっていけば、と思っています。
ー久保さんの中で「誰かに何かを伝える」ということを表現するのが向いていると思ったきっかけは何かありますか?
就活をしてるときに、「誰かに何かを伝えるのが向いているかも」と思ったのが最初でした。
高校時代に放送部に所属したりとか、小学校の頃も新聞委員やったりとかしてたことを思い出して、知らず知らず昔から伝えることに惹かれていたのかなとは思います。
ー就活って自分ってどういう人だったかなっていうことを振り返るいいきっかけになりますよね。
はい。そこから伝える活動やっぱりいいなって思っていて、この前もONE TOHOKU(※7)でイベントに参加して…女性と話すイベントがあったんですけど、そこでライターをやってる方とお会いして、そこで「どういう伝え方だと伝わりやすいんだろう」とか、「伝わりやすくするにはどうすればいいんだろう」とかお話ししていただきました。そういうイベントにも積極的に参加するようになってよかったなあと思います。
※7 ONE TOHOKU=「誰もが仙台・東北でもっと楽しく暮らす・働く事ができるコミュニティ」を目指して2018年12月より活動。
仙台の大学生が活躍できて
成長できる場所があれば…
ー良い学びの機会も自分から積極的に参加しているんですね。仙台で約2年インターンをしていて、久保さんとしてはこの仙台の大学生ってどんな印象を持っていますか?
インターンをしてるメンバーとかはアクティブに動いたり、気になったことはすぐ挑戦してみるみたいな人が多いと思います。ただ、逆を言えば一般的な学生は何をすればいいかわからないって人が多いなって思っていて…。そういうアクティブに動いてる人の中でも、何をやったらいいかわからないからいろいろ手探りで経験してるとかそういうこともあるので、成長したくてもできる場所がないとか、そういう場所の見つけ方がわからない人とかも多いんじゃないかなという印象があります。
ーやっぱり成長できそうだと学生が感じられる場所が仙台の中に生まれると、自分のやりたいことって見つけやすいんですかねえ。
私もいまだにわからない…やりたいことが自分にあってるのかってわからないんですけど、でもやっぱり内定先の企業の社員さんとお話をしても「30歳を過ぎた今でも、自分のやりたいことが自分にあっているのかどうか分からない」って人もいらっしゃるので、そういった話聞くと安心感はあります。でもずっと探し続けていったりするのかもしれませんね。
ー「こういうこと向いているのかな」って思いながら取り組んでいくのが一歩なのかもしれないですね。
そうですね、あとは年を重ねると好き嫌いとかわかってくると思うので、何事も経験なのかなってなっちゃうんですけど、そういう試行錯誤して自分に合うか、合わないかっていうのを見ていくのが一番手っ取り早いのかなと思いますね。
ー仙台の大学生っておとなしい、というか控えめな学生が多いイメージがあります…。関東、関西の学生に比べて自己アピールが苦手なイメージというか…。
大学の先生も言っていて、関西の大学に交換留学をした学生の方がいらっしゃって。そのかたが言うには、もう関西の子たちはみんな発言発言みたいな。宮城は先生が質問投げかけても答えない人がほとんどなので…なんでしょうね…たぶん人を優先する優しさみたいなのがあるのかもしれないですね。
ーたしかに、謙虚で優しい学生が多いのは肌で感じますね。私自身関西の大学だったのですが、かなりカラーの違いを感じました。仙台の学生で「何かやりたいけど、どうしたらいいかわからないな」って思っている学生は多いと思うのですが、そう言う学生にアドバイスとかありますか?
スタジオ(STUDIO080)に来てほしいです(笑)。あと、就職先のTAKAYAMAではいろんなイベントを企画しているので、そこで働く私にも会いにきて欲しいですね。
STUDIO080で学んだ
ビジネススキルとマーケティング
ー改めてお伺いしたいのですが、STUDIO080ではどんなことを中心に活動していらっしゃるのでしょうか。
取り組んでいることはいろいろあるのですが、行政の方と一緒に事業を進めたりとか、あとはその企業の魅力を発信したりとか…。いろいろやってはいるのですが、その根底にあるのはマーケティングをみんなで学びながら事業に取り組むことが中心になっています。意外とマーケティングって曖昧にされがちなんですけど「どうやったらお客さんを呼び込めるか」とか「どうやったら魅力的な配信ができるか」とかっていうのも、マーケティングに関わっているので、そういうビジネススキルを学びながらも、外の人と関わっています。
ーマーケティングを学んで、しかも実践まで取り組めるってすごいですよね。学んだスキルを活かして、どのようなイベントに取り組んでいらっしゃるのでしょうか
就活生向けのイベントと、社会人向けのイベントに取り組んでいます。就活生向けだと例えば自己PRの書き方とか、志望動機の書き方とかを去年はやっていて、社会人向けだと社会人に必要なマーケスキルについて講演を聞いた後に名刺交換して繋がりを増やしたりとか、そういうイベントを開催しています。
以前8BOOKs SENDAIで働く学生が参加した名刺交換会の様子
ー名刺交換会は特に参加者が多いイベントだと聞きました。
参加者は多いと50名くらいになったりします。
ーすごい。どうやってそんな人を集めていらっしゃるんですか?
SNSで告知したり、知り合いの人への声がけを中心に行っています。それだけではなく、継続して参加してくださる方もけっこう多いです。
ー1回参加して気に入ってくれた方が継続参加してくれるのっていいですね。
そうですね。あとはSTUDIO080の会員さんとかだと、ちょっと安くしてイベント参加することも可能なので…それでリピートされる参加者の方が多いのも理由のひとつですね。
ー久保さんはイベント以外にも以前インタビューした五十嵐さんと同じく学生団体CAR@VAN(※8)にも所属していらっしゃるんですよね。
※8 学生団体CAR@VAN=宮城の問題解決をテーマに活動する学生クリエイター団体。
はい。CAR@VANでいろんな活動をやってるみたいなイメージですね。STUDIO080のインターン=CAR@VANで活動する学生なので、その構造がちょっと難しいのですが…。
そんなイメージですね。
ーCAR@VANでは動画制作とかにも取り組んでいらっしゃるんですよね。動画はyoutubeとかに上がっているんですか?
あ、上がってます!去年だと書き初めをやったり、メンバーの他己紹介をしたりしました。今年の様子はぜひSNSをチェックしてみてください!
ーSNSにも力を入れながら、リアルのイベントもたくさんやってらっしゃいますよね。月に一回くらいやってるんですか?
多いときはそれぐらいで。あたたかくなったら海岸のごみ拾いのイベントとか。
ーなるほど、1年を通していろいろとイベントや活動に取り組んでいらっしゃるんですね。今はCAR@VANのメンバーは何名くらいいらっしゃるのでしょうか?
20人くらいです。でも(業務の)手が回らないんですよ。
ーたくさんいらっしゃいますね!それでも業務量的には人が足りない感じなんですね。
久保さんも、もう卒業してしまいますよね。
4年生が多くて…メンバーの半分ぐらいが4年生です。2年近くやってるメンバーがほとんどで、しかも主力で動いてるメンバーが多いですね。3年生とかにリーダーシップをとる機会を与えながら「もっとメインで動いてほしいな」っていうことで、今後4年生はマネジメントとかをしつつ、下の学年にももっと前に出てもらおうと言う風潮になってきています。
ーじゃあ、入るなら今がいいよって感じなんですね
そうですね。早めにメンバーになってくれた方が嬉しいですね。
ーインターンにはどんな学生の子に来てほしいですか?
「何か目的をもって行動したい」っていう人とか「宮城を盛り上げたい」とか「何か地域でこういうことをしていきたい」みたいな人。そういう熱意のある方に来てほしいなって思いますね。
ー1,2年生ぐらいの子が来てくれると嬉しいですよね。
嬉しいですね。
ーSNSから直接ちょっと興味ありますっていうのでも
はい、大丈夫です!直でももちろんOKです。
ーSTUDIO080、CAR@VANのインターンとして活動したい方はぜひSNSか苦竹のSTUDIO080まで!
SNS:STUDIO080(instagram)、C@RAVAN(instagram)
語り手:久保 カノン
宮城女子学院大学 4年生(2024年2月現在)
久保カノン
宮城生まれ、宮城育ち。宮城学院女子大学4年生。大学2年生からCARAV@Nに所属し、企業へのインタビューやイベントの司会、SNS投稿などを行う。また、大学3年生からは食パンという名前でRADIO3で「食パンの幸せサンドイッチ」という番組を担当。様々な伝える活動を通して、リスナーさんや関わる方にとって日常の中に些細な幸せを届ける女性を目指し活動している。
編集後記
久保さんの持つ柔らかな雰囲気と、芯の強さややり遂げる力にはとても感動しました。
リーダーシップを張って周りを巻き込む、というよりは自分のやりたいことに真摯に向き合って取り組むうちに久保さんの周りにはたくさんの協力者の人が現れたのだなとインタビューを通して感じることができました。いつ、どんな時にお会いしても礼儀正しくにこやかな久保さんをみているとこちらまで穏やかな気持ちに…。
そしてお話をするとその心に秘めた熱を感じます。ぜひ、「何かしてみたいけど何から始めたら…」と考えている方は久保さんに相談してみたり、彼女が所属していた団体のイベントや彼女自身の発信に触れてみてほしいなと思いました。
記事を書いた人
山田
デザイン企画
1996年生まれ。宮城県石巻出身、仙台在住。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)空間演出デザイン学科卒。8BOOKsではデザインに関わる仕事を担っている。遠出が極端に苦手だが、散歩は好きで、引っ越しの回数は人より多い。
好きな作家
三浦綾子
高瀬準子
町田康
モーパッサン